眼精疲労のメカニズム
私たちの眼は近くの物を見ようとするとピントを合わせるため毛様体筋が働きレンズを厚くさせます。
近い所を長い時間見ていると、その間は毛様体筋が収縮し続けるため筋肉が凝り固まってしまい眼精疲労を起こします。
また、毛様体筋が凝り固まってしまうと、ピント調節ができなくなってしまい、視界がぼやけてしまいます。そのため人は無意識によく見ようと目を見開く動作を行うため、目の周りの筋肉まで疲労を起こしてしまいます。
眼衛疲労は体の様々な不調を呼び起こします。
眼精疲労は自律神経と大きく関わりがあります。
近くの物を見るとレンズを調節する毛様体筋は、副交感神経の働きによって収縮します。
副交感神経はリラックス神経と呼ばれ、心も体もリラックスしている時に働きます。
逆に興奮している時に働くのが交感神経で、遠くを見る時に毛様体筋を弛緩させる役割があります。
仕事中は交感神経が働いて戦闘モードになりますが、パソコン作業では近い所を見るので副交感神経を働かせなくてはいけない状態になります。この矛盾した状態が自律神経を混乱させてしまい、身体の様々な不調を起こしてしまいます。
また、自律神経が乱れることによって、血液循環が悪くなり目に栄養が行きにくくなるので、眼精疲労が起きやすくなります。
眼精疲労の東洋医学的な考え
東洋医学では、眼は「肝」と深い関わりがあるといわれています。肝の機能低下は血や筋肉に影響を及ぼすため視覚異常や毛様体筋の異常につながります。
また、肝はストレスに対抗する役割や自律神経系を介した機能調節も行っているので、肝の機能低下は心的ストレスによって起こる神経性眼精疲労も引き起こすといわれています。
当院での施術の流れ
当院では、まず問診と合わせて自律神経測定器で血管の状態やストレスの度合い、自律神経の状態を測定して、その結果をもとに施術を行っていきます。
まずは、目の血流を阻害している首肩のコリを柔らかくしていきます。その後に目の周りのツボに鍼を打ち、そこに低周波を流して目の血液循環を改善し眼の疲労を取っていきます。
それと同時に、当院独自の自律神経調節治療や、目と関わりがある「肝」の機能を高める東洋医学の観点からの施術も行っていきます。
眼精疲労は、中目黒にある東京α鍼灸整骨院にお任せください。