重症筋無力症の鍼灸治療について/中目黒ナンバーワン鍼灸院

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重症筋無力症の鍼灸治療について

重症筋無力症の症状・鍼灸治療・東洋医学的な考え

重症筋無力症に対する鍼灸治療の効果

重症筋無力症は、自己免疫疾患の一種であり、筋肉の力が弱まる病気です。鍼灸治療は、重症筋無力症の症状の管理に対してはあくまで補完的なアプローチとして考えられます。以下に、鍼灸治療が重症筋無力症に対してもたらす可能性のある効果について説明します。


筋力の改善
鍼灸は、筋肉の状態を改善する効果が期待されます。筋肉に鍼を刺激することで、筋肉の収縮力や疲労耐性を向上させる可能性があります。重症筋無力症で目の疲労感などが出る場合もありますが、目の周りに鍼や鍼通電治療を行っていくことで症状が改善されることがあります。


免疫調整
鍼灸は免疫系に働きかける効果があり、免疫応答を調節することができます。重症筋無力症は自己免疫疾患のため、免疫調整によって症状の改善が期待される場合もあります。ただし、個別の症状や免疫状態によって効果は異なる可能性があります。


疼痛の緩和
重症筋無力症には、筋肉の痙攣や疼痛が伴うことがあります。鍼灸は痛みの緩和に効果があるとされており、痛みによる生活の質を改善する可能性があります。

重症筋無力症の主な症状について

重症筋無力症の主な症状は以下のようなものです。

筋力の低下と筋無力感
筋肉の力が弱まり、持続的な筋無力感が現れます。特に、目の周りの筋肉(眼瞼筋や眼球運動筋)や顔の筋肉、咀嚼筋、首の筋肉、四肢の筋肉などが影響を受けます。


筋肉の疲労
筋肉が短時間の使用後に急速に疲労し、力が衰えます。筋肉の疲労は活動の持続性や強度によって増加する傾向があります。


両目で見ることができない
眼球運動筋の筋無力により、両眼の正確な協調運動が困難となり、二重視や視力の低下などが現れることがあります。


筋力の日内変動
症状は日中に進行し、特に夕方や疲労時に重症化する傾向があります。休息や睡眠後には症状が一時的に改善することがあります。


呼吸筋の弱点
重症な場合、呼吸筋の筋無力が進行し、呼吸困難や声のかすれ、発話の困難などが現れることがあります。これは重大な合併症となる場合があります。


咀嚼と嚥下の困難
咀嚼や嚥下に関わる筋肉の弱点があるため、食事や摂取物の嚥下に困難が生じることがあります。

重症筋無力症の主な原因

重症筋無力症の原因は明確には解明されていませんが、以下の要素が関与していると考えられています。


自己免疫疾患
自己免疫疾患として分類される病気であり、免疫系が誤って正常な組織や細胞を攻撃することによって発症します。重症筋無力症では、免疫系が神経筋接合部のアセチルコリン受容体(ACh受容体)を標的として攻撃し、ACh受容体の機能を低下させることで筋肉の収縮を妨げます。

胸腺の関与
胸腺は免疫系の一部であり、重症筋無力症の患者の約70%は胸腺に異常を示すことがあります。胸腺はT細胞の成熟に関与しており、重症筋無力症の発症に関連していると考えられています。胸腺からの異常な免疫細胞の産生や異常な抗体の生成が起こり、ACh受容体攻撃を引き起こす可能性があります。


遺伝的要因
一部の症例では、特定の遺伝的要因が関与している可能性があります。特に、特定のヒト白血球抗原(HLA)遺伝子と重症筋無力症の発症リスクの関連が示唆されています。ただし、遺伝的な要素は病気の発症に寄与するものの、完全な発症を引き起こすわけではありません。



以上の要素が重症筋無力症の発症に関与していると考えられていますが、具体的な原因はまだ完全には解明されていません。研究が進行しており、より深い理解と治療法の改善が期待されています。

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